「よいこ」像の変遷に「中の人」を思う。

武田雅哉、『よいこの文化大革命』、廣済堂出版、2003年 現在、「中国宏観経済与改革走勢座談会紀要」なんぞという糞長い文章をノートつけながら読んでいるわけですが、そこに丁度この本が配送されて来たので気分を変えようかと読んでみたところ面白くて一気…

果たしてツンデレなのか?そしてツンデレは最強なのか?

衛慧、『ブッダと結婚』、講談社、2005年 前作、『上海ベイビー』も確か文庫版を読んだはずだったんだが、ああ中国はバブルなんだなあ、という感想以外は綺麗に忘れてしまった。今回も、やっぱり中国(特に上海)はバブルなんだなあというのが先ず感想。しか…

紅い資本主義の行方はどっちだ?

興梠一郎、『中国激流―13億のゆくえ』、岩波書店、2005年 2005年7月20日に第1刷が発行されて、2006年1月16日には既に第6刷発行となっている。新聞や雑誌などのマスメディアに載る多くの中国情報が物足りない昨今(無論、良質の情報もあるけど)、この本の様…

『〈鬼子〉たちの肖像 中国人が描いた日本人』

武田雅哉、『〈鬼子〉たちの肖像―中国人が描いた日本人』、中央公論新社、2005年 ネタのレパートリーを増やそうかと思い書評の真似事などしてみようかと思う。というか、書評というほどのものでなく読書記録というか、感想文程度のものだと思っていただきた…