劉亜州について(2)

 劉亜州に触れた以上(参照)、彼をして話題の人物へと押し上げたとされる、講演録『信念与道紱』でも訳さねばなるまいと思い、再び当該キーワードを検索した結果、以前に載せていたURLはこの講演録の内容の抜粋である模様。全くもって内容も確認せずに載せた私の責任であり、お詫び申し上げたい。その他のテキストに関しても注意が必要かと思われる。

 今回見つけたテキストは、前回訳した王怡の「 劉亞洲和大陸的軍國主義危險」が引用していた内容にも符合するし、その他の文章で触れられている内容も存在することから、劉亜州の講演内容を筆記したと言われているテキストに間違いないかと思れる。しかしこの文章、ネット上で転載に転載を重ねている上に、ネット上に発表された政治的意図も不明なため、その内容や意図に関しては批判的に読むのがよいかと思われる。さらにこの文章はかなりの長文のため、訳している途中に何がしかの新たな事実が発覚したり、作者とされる劉亜州自身に何がしかの変化が起こることも予想されるが、自身の中国語力の鍛錬と思い、取り敢えずは訳してみる。が、途中でへたれて投げ出すことも考えられるのでその辺はご了承願いたい(何しろ長い)。ニートにも自分の生活があるのである。

 使用するテキストは以下の通り。

劉亜州『信念与道紱』

http://www.donews.com/Content/200505/606392d64d864f309755bd58e1821e03.shtm

 なお、中国に関連するネット経由の情報に関しては、下記の文章などが興味深い。興味のある方はご一読を。

高橋博「チャイナ・ラビリンス:焦国標北京大学助教授、中央宣伝部の廃部を呼びかけ」『東亜』2004年6月
高橋博「チャイナ・ラビリンス:中国の報道事情について」『東亜』2004年7月

http://e-asia.kazankai.org/toa_labyrinth.html

焦国標「“讨伐中宣部”的前前后后」『新世紀』

http://www.ncn.org/asp/zwginfo/da.asp?ID=61064&ad=12/7/2004