党中央は軍の安定維持に躍起?

8月15日に中国人民解放軍の機関紙である『解放軍報』が報道した中央軍事委員会が近く発布するという『軍隊貫徹執行「中国共産党紀律処分条例」的補充規定』なる規定が色々と憶測を呼んでいる。『軍における「中国共産党紀律処分条例」貫徹執行のための補充規…

中国の民間組織(反日もあるよ)

前回、中国泛藍連盟をネタにしたが何故か大紀元もこの事件を大プッシュ。「中共鉗制言論自由 藍聯盟總群網路遭封」『大紀元』2005/08/16 「抗戰勝利日 中國大陸泛藍聯盟群緊急呼籲釋放孫不二」『大紀元』2005/08/16 一つは大紀元の記者が取材した記事、もう…

新キャラ?中国泛藍連盟

控肉飯うめぇー!つうか台湾の豚肉は大丈夫なのか? さて、8月15日がやってまいりました。中国じゃ、事前にはやれデモの呼びかけだとか、メディアの反日キャンペーンだと賑やかであったようですが、今のところは何にも起きてない模様。まずは在中日本人のた…

有名人三人を上げる

「中国:日本好き、わずか3% 英字紙の印象調査」『毎日新聞』2005年7月6日 記事では「有名な日本人は▽小泉純一郎首相▽東条英機元首相▽旧日本海軍元帥の山本五十六−−だった。」ということだが、中国の大学生は生真面目というか、ストレート過ぎるというか、…

ニュースメモ:太子軍の台頭

最近、劉亜州に関する報道が『産経新聞』でなされたようで、劉亜州関連で検索して当ブログを見て頂く機会が増えたようだ。それでネタとしては6月11日の記事ということもあり古いが、大紀元の記事をご紹介する。勿論、大紀元の記事ということもあり、体制に対…

中国のプロパガンダポスター

諸般の事情により長時間のネットサーフィンと言うのは不可能な状況にいるので(泣)、主にオフラインでネタを扱える更新となっています。実は時事ネタの収集って結構な時間を喰うのです。その内に情報源を晒して(殆ど公刊情報だし、大概のネタ元は他の人も…

『信念と道徳』(3)

『信念と道徳』(3)劉亜州(参照1、参照2)(承前) 共通性の問題。我が軍幹部の三つの普遍的問題: 1,真実を話す勇気に欠ける、当然また真実を話す能力に欠ける。去年、中央軍事委員会と江主席の批准を経て、国防大学は正規の軍職にある幹部の研修班、俗称…

『信念と道徳』(2)

『信念と道徳』(2)劉亜州(参照1、参照2)(承前) (中略) 私には、中国における真のエリートと真の改革者は、軍にその大部分がいるとの視点がある。ここには一つの法則がある。すなわち、より文明的国家、より発達した国家においては、その軍は一つの保…

『信念と道徳』

『信念と道徳』劉亜州(参照1、参照2) 同志諸君、御機嫌よう。 本日は、本来大講堂で諸君に講演する予定だったが、私にはあの場所は大きすぎる嫌いがある。私が一人で寂しく主席台の上に座って、諸君が下のほうに襟を正して座る。それでは我々の間の距離が…

劉亜州について(2)

劉亜州に触れた以上(参照)、彼をして話題の人物へと押し上げたとされる、講演録『信念与道紱』でも訳さねばなるまいと思い、再び当該キーワードを検索した結果、以前に載せていたURLはこの講演録の内容の抜粋である模様。全くもって内容も確認せずに載せた…

胡さんがんばる?

コメント欄で1読者さんに教えていただき、また『日々是チナヲチ。』の御家人さんのエントリー「おお人民服だ。」を拝見して、なるほど、そういう読み筋もあるのか!、と偉く感動してしまったのでそのまま後追いでネタにする。 5月30日の『人民日報』第一版に…

中国の潜水艦で火災事故

中国の潜水艦が火災を起こして海南島に曳航されているとの報道がある。事故を起こした海域が台湾と海南島の中間辺りということで、台湾のマスコミも敏感に反応している。まずは第一報を報じた読売の記事を引用する。『読売新聞』「中国潜水艦、南シナ海で火…

劉亜州について

この記事は『大紀元』に転載されていた王怡による劉亜州を批判したエッセイの全文訳である。ソースが『大紀元』ということからも分かると思うが、全体に現体制に対する不信と軍人の政治干渉に対する強い警戒感の現れた文章である。私個人としては未だにこの…

呉儀副首相の会談ドタキャン(3)

呉儀副首相ドタキャンに関する新たな報道が流れている。ここで重要なのは呉儀のドタキャンが、彼女の帰国前に胡錦濤と曽慶紅との間で話し合われていたとう部分かと思われる。以前のエントリーでも触れたが(参照1、参照2、参照3)、このドタキャン事件に関し…

「曾节明:江泽民有卷土重来之势 」の全文訳

前回エントリーで引用した『新世紀』エッセイの全文。拙訳が至らず作者の本意が伝わらない場合の責は全て私に帰すこと申し上げる。原文も添えると大変長いので、日本語訳のみ上げておく。訳が怪しい部分があれば原文を参照されたい。『新世紀』http://www.nc…

呉儀副首相の会談ドタキャン(2)

反日デモとその鎮圧、また今回の呉儀副首相の訪日と小泉首相との会談をキャンセルしての急遽帰国したことに関して不穏な情報が流れている。この記事、某外電さんスレで目に留まったのだが、これが事実とすると中国の権力闘争は大分深刻な事態に立ち至ってる…

呉儀副首相の会談ドタキャン

来日していた中国の呉儀副首相が小泉首相との会談をキャンセルして帰国したことが、様々な波紋を広げている。つうか、中国側としては波紋を広げさせる為に彼女に帰国を命じたのだろうが。ここに、反日暴動発生以来続いている日中の緊張関係は第二幕の幕を上…

反日デモ雑感(3);領導・権力の軋み

反日デモの暴徒化、過激化を受けて中国政府はその沈静化に躍起の模様。3500人党集会 中国、デモ不参加訴え 【北京=野口東秀】中国で報道などを統括する共産党中央宣伝部は十九日、北京で政府、軍、マスコミ、大学生など関係団体代表三千五百人を集め「中日…

反日デモ雑感(2)

平日になり反日暴動は取り合えず小康状態に落ち着いた模様。しかしながら一連の反日デモが常に週末に計画されていたことからも、情勢は予断を許さない。 町村外相の訪中に合わせ、中国側は北京では反日活動家を隔離し、学生への外出禁止等の措置により押さえ…

反日デモ雑感

昨今の中国における反日暴動であるが、五四運動が行われた5月4日に向かって盛り上がりこそすれ衰えることは無いのではないか?北京においては学生を外出禁止にしてキャンパス内に閉じ込めるといった非常手段が採られたようだが、その様な手段が何時まで可能…

胡錦濤政権に対するある見方

少し前には胡錦濤という人物に対しては好意的な評価が多く聞かれていたように思う。曰く、若いテクノクラートであるからイデオロギー的側面が希薄であろう、曰く、胡温政権の「親民」姿勢、云々。そういう意見は結構聞かれるので、違った方向から胡氏を評し…